3月6日のにしおマラソンに参加したレポートです。
朝は4時起き。
もちろん家族は寝てるので、コッソリ起きて犬をベッドから引っ張り出して散歩。
いつもの休日は朝食後に散歩に行ってるから朝早くて犬も迷惑そう。
トイレを済ませて体重チェック。
62.2kg。木曽三川マラソンの時と比べて4kgも増量してる。。
その後にホットプレートを出して、息子リクエストのホットケーキを作る。
妻と息子の分は焼いたのをラップをかけておく。
ゆっくり準備してたら出発の5時40分が近付いて、焦ってガサゴソ。
熱が冷めたホットプレートを片付けていたら、息子が暗闇からヌッと現れて、「お父さん、おはよ」と言われてメチャクチャ驚いて眠気が全部なくなった。
チャリで最寄り駅まで。
予定通り6時過ぎ発の電車に乗れる。
1度目の乗り換えは時間があったので駅のトイレで出し切る。
ランナーが沢山いて座れない。仕方ないか。
2度目の乗り換えではタイミングが良くて座って行けた。ランナーだらけ。
7時39分に西尾駅到着。
駅からスタート会場までは徒歩15分くらい。
スタートとゴールがほぼ同じところだから、帰り道15分歩くのしんどいなーと思いつつ、さすが愛知の小京都と呼ばれる素敵な街並みを楽しむ。
しかし予報通りの風。
やまないかなぁ。
受付を済ませて地元のラン友さんと合流。
建物の中が混んでいたので外で着替え。
急な通り雨に少し濡れる。
スタート1時間前になったので、木曽三川の時もお世話になったカフェロップを投入。
うまく練習が出来てなくて、気持ちのコントロールが出来るか心配していたけど、スタートが近づくにつれてテンション上がってくる。
やっぱレースはワクワクするよね。
荷物を預けてスタートブロックに行く前にトイレがあるから、溜まってるオシッコを全部出してレースに集中だ、と思ってたらかなりの行列。
結局25分くらい待って、スタートに間に合うかどうかよりも、漏らさないかどうかが重要なくらいギリギリだった。
Aブロックだったけど、スタート8分前くらいにスタート位置に着けて、失敗だったー。
トイレは早目に空いてるとこで済ませておかねば。
スタート遠い。
レースの経験を重ねるたびに周りのランナーが速そうに見えなくなってきた。
昔はみんな速そうに見えて萎縮してしまってたけど、今はどうせ見掛け倒しだろーとむしろマウント取るようになってしまった。
スタートの号砲が聞こえず、ヌルッと9時15分スタート。
スタートから5kmまで
20分52秒(公式)
420-358-401-359-356(EPSON)
スタートロスは35秒。
Aブロックの最後方に並んでいたので、かなりのロス。
混雑していて、ゆっくりペースのランナーも多くて㌔4分後半で走り始める。
周りに気を付けながら少しずつ抜いていく。
入りの1kmは420。
スタートロスと合わせると約㌔500。
これはヤバいな思いつつ、走りやすくなってきて2km目から㌔400あたりで走れるようになる。
少しずつ借金を返していかなきゃ。
木金土とオフにしてた割に、そんなに脚の軽さを感じないなぁ。
最後まで維持できないかもと弱気になるも、行けるところまで㌔400を実践。
5kmから10kmまで
19分39秒(40分31秒)
347-400-400-355-358
5km過ぎてから、ねぇさん(id:GoodMorningForRun)に追いつく。
にしおマラソンのネックゲイターを頭に着けて、黄色のTシャツと聞いてて見つけた時の嬉しさたるや。
膝にピンクのテーピング。
少しだけ並走してはじめましての挨拶。
想像通りの笑顔と想像以上のキュートさと元気。
ステキなおねえさんだった。
膝の具合を尋ねると痛くないとのこと。
エール交換して、先に行かせてもらう。
この区間はねぇさんにパワーもらって興奮したのか347で飛ばし過ぎ。
その後は落ち着いて、ペースの合う青色帽子のランナーに着いていく。
10kmから15km
20分2秒(1時間33秒)
359-401-401-354-401
この辺りは記憶があまりない。
ペースの合うランナーと淡々と㌔400を刻む。
強めの横風を感じ始める。
15kmから20km
20分12秒(1時間20分45秒)
402-404-404-408-404
海に近くなり、強風地獄の始まり。
脚も呼吸もまだまだ大丈夫だけど、向かい風がキツすぎて前に進めない。
㌔400キープできない。
ペースの合うランナーと集団になって、前に人がいても関係なく向かい風が攻めてくる。
給水は水平にしてたって半分くらい風で溢れるし、前のランナーのうなじの汗が水平に飛んでくる。
汗は飲みたくないから、前に出て風よけの役割を買って出るも振り返ると誰もいなくなってたりする。
コレはサブ50は厳しいかもと思い始める。
20kmから25km
21分30秒(1時間42分15秒)
422-427-413-415-410
海沿い。
今まで経験したことのない風が襲ってくる。
大袈裟じゃなく芸人さんが巨大扇風機に向かってくイメージ。
尊敬するアンガールズ田中氏。
バビュー、ジュババと耳には風の音しか聞こえない。
ゼッケン取れちゃうんじゃない?
走ってるのか歩いてるのかよく分からない。
脚が地面に設置してない時間は後ろに押し戻されてるとしか思えない。
ハーフ通過は1時間25分30秒で、この時点でサブ50は絶対不可能と悟る。
サブ3も怪しいかも。
でも歩かずに出来る限りのスピードで前進する。
心身ともにしんどくて、同じ時間に東京マラソン走ってるまっさん (id:kazz-matsumura)にバーチャルで登場していただき引っ張ってもらった。
25kmから30km
20分57秒(2時間3分12秒)
410-400-418-414-414
今度は横風になる。
普通に走ってると右にドンドン押されるから、自分を含めてみんなカラダを左に倒して走る。
左脚が前ではなく、右に押し流されて右脚を蹴っちゃう。
なんて風だ。
はてブロノースリーブも完全に右半身に行ってしまって、去年の別大マラソンゴール付近の吉田選手みたいに左乳首(バンドエイドで防御済み)が出てしまいそう。
30kmあたりで、はたと2つのことに気がつく。
風はしんどいけど呼吸も脚もまだ大丈夫。
もう1つはスタートから誰にも抜かれてない。
前を行くランナーを少しずつパスしていってて、他のランナーより減速が少ないみたい。
気持ちを持ち直せた。
30kmから35km
22分25秒(2時間25分37秒)
433-425-423-432-433
まだまだ爆風。
西に進むときは向かい風で、北に向かうときは横風。
もう耐えるしかない。
この時のモチベーションは我慢すれば、もしかしたらおいやんさん(id:oiyan-run)に追いつけるかもってことだけ。
結局は追いつけなかったけど、おいやんさんを感じながら遅いながらも前のランナーを1人ずつ拾っていく。
35kmから40km
20分52秒(2時間46分29秒)
427-410-413-405-352
コースが東向きになってきて追い風を感じる。
走りやすいタイプの風じゃなくて、ほら早く行けよってカラダ全体をでっかい手で押し出されてる感じ。
強烈な追い風に乗ってスピードアップ。
脚が残っているか不安だったけど、途中ゆっくりでしか走れなかったからか、気持ちよく走れる。
いや、脚が残ってるわけじゃなく追い風が凄まじいだけかも。
どちらにしてもスイスイ進めるのでスピード上げる。
近くの別大Tシャツランナーさんと、やっと追い風ですね。と会話する余裕もある。
40kmからゴール
8分29秒(2時間)
350-354-39
並走してる別大Tシャツランナーさんが、前を追いますかと誘ってくれるもんだから、追い風に乗って㌔400カット。
脚はしっかり動くし、呼吸も辛くない。
たまおさん(id:tamachan76)が40km付近で応援してくださったにも関わらず、気付かずテンション高くズイズイ進む。
ラストにこんなに上げられるマラソンは過去無かったなぁ。
ゴールも笑顔で両手を上げてできた。
ゴールしてから知り合いのゴールを見届けようとしばらく待っているもの相変わらずの爆風で寒くて我慢出来ず退散。
ねぇさんのゴール見届けたかったー、残念。
ゴール後にラン友さんと一枚。
途中でたくさんの応援をもらった。
ボランティアさんが給水やらコース案内でたくさんいた。
開催してくれたことへの感謝、応援してくれたことへの感謝、走りやすいように運営してくれることへの感謝。
感謝が溢れてレース中に何回も泣いた。
でもやっぱり爆風ですぐ乾いた。
自分はおばあちゃんからの応援が1番胸にくるなぁ。ありがたかった。
あとアフロのカツラ被っての応援は何故かものすごく笑える。
楽しい時間はすぐ終わって電車で帰宅。
はー、帰ったらまたイヤミ言われるわぁ。
暗い気分で電車に揺られて、トボトボチャリを漕ぐ。
ただいまーと玄関開けると機嫌良さげ。
何故?
あ、今日は入籍記念日で花を置いておいたんだった。
息子と何故花が置いてあるのか考えてしばらくして入籍記念日と気付いたらしい。
驚いたのがライブ中継されてたゴールシーンを見てたこと。
「帽子被ってると思って探してたら見つからなくて、ダサいヘアバンドだったんだね。何回か見て見つけた。」
ダサくてごめんなさいね。
これは尊敬する高久龍選手のマネなんですー。
と、爆風との戦いで目標としてたサブ50は全く届かず、ギリギリサブ55だった。
でも楽しく気持ちよく走り切れて満足。
あんな風でPB更新は無理だよーと切り替えた。
30代最後のフルマラソンはこれで完結。
良い経験ができたなぁ。
あとはレース前に弱音吐いたら皆さんが優しく応援してくださって、メンタルが上向きになったことに大感謝。
ありがとうございました!
終わりです。